【FINAL / DAY 1 総評】次世代の 3×3 日本一決定戦が今年もはじまる
2024年12月7日
当協会 (JBA) が主催する「第11回 3×3 U18 日本選手権大会 ファイナル」が12月 7 日(土)、初日を迎えました。今年も大森ベルポート (東京都品川区) へ、各都道府県の予選を突破し、東・中・西日本の各エリア大会を勝ち抜いた男女16チームが集結。3×3 の次世代を担う U18 カテゴリーの選手たちが、熱戦を繰り広げました。
この日は明日 8 日(日)の準決勝へ進む女子の 4 チームと、男子の 2 チームが決定。男子の残る 2 チームは機材トラブルによって準々決勝 2 試合(第 3 試合、第 4 試合)が順延となったため、明日12時20分、同40分からの試合を経て決まります。
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女子 4 強は東日本勢が占める
DAY 1 を振り返ると、女子は東日本エリア大会を突破したチームが活躍しました。まずベスト 4 に一番乗りを決めたのは、明秀学園日立高校による FourCs(茨城県)です。1 回戦で作陽学園高校(岡山県)に 21-11 で KO 勝ちすると、準々決勝では四日市メリノール学院(三重県)を 17-11 で下しました。長身の #11 菅谷奈々花選手(175㎝)を筆頭に 4 選手ともディフェンスで足が良く動き、内外角からバランスよく得点を挙げたオフェンスも光りました。
(FourCs)
そして大接戦を制し準々決勝を突破したのは、ESASHI BB(岩手県)です。1 回戦で開志国際(新潟県)を 18-12 で破ると、準々決勝で東海大相模(神奈川県)に逆転勝ち。同点の残り 8 秒で #18 吉田桜良選手(172㎝)が「絶対に勝つという気持ちを持って」リバウンドに飛び込み、ファウルを受けながらシュートをねじ込みます。さらに獲得したバスケットカウントによってフリースローも決めて 17-15 の勝利を引き寄せました。
(ESASHI BB)
続いて、昭和学院高校(千葉県)も 4 強入りを決めました。1 回戦で松山商業(愛媛県)を 22-7 で圧倒すると、準々決勝では龍谷富山(富山県)を 19-14 で撃破。2 年連続の出場となる #35 下竹美向選手(162㎝)は今年のチームについて「全員がドライブに行けて、外のシュートも打てて、リバウンドに強い選手が集まっています。(6 位の)去年より良い成績が残せたら良いなと思っています」とコメント。「自分たちで体育館を借りて練習しました」という準備が、DAY 1 で実りました。
(昭和学院高校)
また、高崎商業高校(群馬県)も #1 和田百々那選手(170㎝)を中心に強さを発揮しました。1 回戦で富岡東高校(徳島県)を 21-4 で下し、準々決勝でも大阪薫英女学院(大阪府)に 21-7 で完勝。2 戦合計で42得点はベスト 4 の中で最多、11失点は最小となります。チームカラーのブルーのスティックバルーンを持った大応援団も、快進撃を見せる 4 選手を後押ししています。
(高崎商業高校)
この結果により、準決勝の第 1 試合は FourCs と ESASHI BB が、第 2 試合で昭和学院高校と高崎商業高校が対戦します。
raccoons らが男子の準々決勝を突破
男子の準決勝進出を決めた 2 チームも見ていきましょう。1 チーム目は、洛南高校による raccoons(京都府)です。2022年の第 9 回大会以来のベスト 4 へ駒を進めました。1 回戦で T.S.F(茨城県)を接戦の末に 21-20 で破ると、準々決勝では岡山学芸館リッキー(岡山)を 20-12 で退けます。2 年前に 1 年生だった #21 松本秦選手(192㎝)がチームの中心選手に成長した姿も印象的です。
松本選手は今月23日より開幕するSoftBank ウインターカップ2024への出場も控える中、今大会で弾みをつけたいという気持ちも隠しません。「自分たちは(今まで)優勝をしていません。やっぱり(出場した大会で)優勝したいという思いが強いです」と明かしました。
(raccoons)
またもう 1 チームは、FAL(宮城県)となりました。1 回戦で新田高校(愛媛県)に 14-10 で勝利し、準々決勝では Quetzal(山梨県)に競り勝ちました。相手が先に19点目を奪って KO 負けのピンチもありましたが、#19 高橋夢羽選手(180㎝)の 2 ポイントシュートで同点に追いつき、さらに #34 大沼礼旺選手(183㎝)も決勝点となる 2 ポイントシュートをヒット。21-19 でベスト 4 へ名乗りをあげました。
raccoonsとFALが、明日の準決勝第 1 試合で決勝進出をかけて激突します。
(FAL)
一方で、男子の準々決勝は第 3 試合の阪南大学高校(大阪府)と BUFFALOES(石川県)の試合中、ショットクロック機材のトラブルにより計時不能となり、復旧の見込みが立たない事態となりました。そのためこの試合と、第 4 試合の FASTBREAK(長崎県)と拓大紅陵Titans(千葉県)戦は、明日 8 日のDAY 2 に順延となりました。
この 4 チームにとって、DAY 2 は優勝を目指して最大 3 試合というタフな 1 日になります。現地あるいは LIVE 配信で、彼らの背中を押す応援をよろしくお願いいたします。頂点を目指して若い力が躍動する最終日にご注目ください。
【LIVE配信】JBA 3×3 公式 YouTube
●Day2|12/08 (日) 12:10 配信開始>> https://www.youtube.com/live/fsfg8ATyRbs
【日程・結果】FINALhttps://3x3japanchampionships-u18-2024.japanbasketball.jp/schedule-fin/